第18回紛争解決手続代理業務試験に合格しました!
アドバイスをくださった方、応援してくださった方、励ましあった方、皆さまありがとうございます。
ただただ感謝です!
今回は、試験の結果と再チャレンジした経緯についてお話します。
第18回紛争解決の合格発表
合格発表は令和5年3月17日(金)
この日の『官報』および『全国社会保険労務士連合会のHP』に受験番号が掲載されました。
官報でお約束なのが、受験番号が若い順から横に並ぶので横向きに目線を動かして番号を探さないといけないということ。
頭ではわかっていたのに、思いっきり縦方向に探して、自分の受験番号が見つからずにいったんは落ち込みました…
が、しかし、ふと見返してみたら
……ある!!!
ちがう列にあった!!
横読みマジックにドはまりしました!
一度落胆した後に歓喜の瞬間が来て、めちゃ嬉しかったです!!
連合会のWebには、合格基準や出題の趣旨も掲載されます。
紛争解決手続代理業務試験について|全国社会保険労務士会連合会
第18回試験の合格率は53.1%。
過去最低合格率の前回よりはアップしましたが、50%台後半には届かなかったので、難化傾向にあると言えそうです。
合格基準点は
100点中 55点以上、かつ、第2問(倫理)10点以上
倫理の最低基準点は今回も10点。
合格者には、発表日当日中に成績結果通知書と特定の付記に必要な書類が簡易書留にて郵送刺されます。
最短で手続きをすれば、翌月の4月1日には付記が完了し、『特定社会保険労務士』になることができます。
付記申請についてはまた別の記事にまとめますね!
試験の結果
私の得点を前年度のものと比較します。
第17回試験(不合格)
第18回試験(合格)
じつは、合格基準点ギリギリでの合格でした。
ハガキを開いた瞬間ゾクゾクっとした点数!!
まだまだ精進が必要です。
内訳を見ると、あっせんは前回よりも1点下がってしまっています。
しかし、前年度基準点を割ってしまった倫理が大幅に伸びていて、そのおかげで総得点も伸びました。
これが合格に届いた要因ですね。
再チャレンジへの経緯
私がこの特定を受けようと思ったそもそもの動機は周囲の先輩方から「勉強になる」「あっせんをやらなくても役に立つ」と教えていただいていたからです。
そしてそれは、特別研修に参加したことで果たせたはずです。
実際に、多くの学びがありました。
そうすると、2回目の試験をわざわざ時間的・金銭的コストを払って受験する必要があるでしょうか…?
正直、迷いました
私にとっては業務上必須の資格というわけでもなかったので…
また、第18回試験の日程は令和4年11月26日だったのですが、11月は国家資格キャリアコンサルタント(以下、キャリコン)の試験を6日と12日に受験予定でしたので、それと両立できるかも不安でした。
再受験の動機
再受験しようと決意した動機は大きく3つあります。
その①
昨年の試験結果が倫理の失敗さえ無ければ受かりそうな点数だったこと。
実際にTwitter(X)を見ていると、あっせんの得点と私も同じで、かつ倫理がちゃんと取れていたことで合格していた方がいらっしゃいました。
箸にも棒にも掛からない状態なら諦めもついたかもしれませんが、意外と惜しかったので途中で投げ出すにはもったいないと思いました。
その②
第17回試験が過去最低の合格率であったこと。
そうすると…
- 次は反動で難易度が下がるかもしれない→受けないともったいないかも。
- このまま年々難易度が上がっていくかもしれない→早く受けないとますます受かりづらくなるかも。
と考えると、どちらにしろ今回受けた方がいいと思えました。
その③
これは私独特の考え。
私には「年金の正しい理解を広めたい」という思いがあります。
その実現のためには、労務系の社労士の先生方にも年金に少し興味を持っていただくことが大切だと考えています。
顧問先を通じて「働く人」に影響を及ぼすことができるポジションにいらっしゃいますからね。社労士試験の受験勉強で基本知識はお持ちなわけですし。
で、私がそんなことを言うなら、私も労務に関して何か努力している必要があるかなと。
そして、『特定』はそれをひと言で示せるものになるはず。
そう思いました。
これらを動機にして、再受験を申し込みました。
結果、ギリギリでしたが合格できましたので、あのとき再受験に踏み切って良かったです!!
研修から合格までを通しての感想
そもそもは、先輩方から「特定はためになる」と言っていただいて興味を持ったわけですが、それは本当でした。
私は法学についてちゃんと学んだことはありませんでした。
大学の専攻は心理学でした。
社労士試験では労働・社会保険の諸法令について学んではいるものの、それは試験に受かるための勉強であって、法令をそれほど意識していませんでした。
特定社労士に挑戦する過程で「法令」についての学びが深まりました。
あっせん以外でも、「法令」を基本として、判断に迷うことは「法令」に立ち返って考えることが大切です。
例えば障害年金の業務であっても、通達や手引きよりも「法令」が上位です。
実務をやっていると、より身近な通達や手引きに重きを置いてしまいがちですが、違います。
そういう感覚が身についたことだけでもありがたかったです。
また、研修や試験を共に乗り越えた仲間ができました。
今も関係が続いている方が何名もいらっしゃいます!
これも本当にありがたいことで、特定にチャレンジしてよかったと思っています!!
次回予告
今回は、合格のご報告と再受験に至った経緯について書きました。
文中で、「11月はキャリコン試験もあった」と言いましたが、同時進行で特定も勉強することが思うようにできず…
じつは、特定の勉強期間はキャリコン試験が終わってからの実質2週間くらいしかなかったんですよね。
それでもギリギリ合格までこぎつけたのですが、どんなことに気を付けて試験勉強したのかを次回書き残します。